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Yahoo!スポンサードサーチが拡張クリック単価をリリース。拡張クリック単価の機能やメリットについて解説

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2018/09/21 |  Libelab

Yahoo!スポンサードサーチの拡張クリック単価の役割・メリット

2018年9月19日にYahoo!スポンサードサーチでは拡張クリック単価の提供を開始しました。

 

【スポンサードサーチ】「拡張クリック単価」の提供開始およびキャンペーンエディターアップデートのお知らせ

 

機械学習の精度が高まり、その恩恵を受けているもののひとつとして自動入札機能があるでしょう。

既にある「コンバージョン単価の目標値」や「コンバージョン数の最大化」といった自動入札に今回拡張クリック単価が追加されたことで、拡張クリック単価の機能やどういったメリットがあるのかといったことに関心をもったリスティング広告運用者もいるのではないでしょうか?

 

そこで今回は拡張クリック単価の機能やメリットについて詳しく解説していきます。

 

拡張クリック単価とは?

従来はキャンペーンで設定する入札方法に「手動入札」がありましたが、それが「手動入札:個別クリック単価」に名称変更されました。

そして、「手動入札:個別クリック単価」のオプションとして拡張クリック単価が利用可能になりました。

 

拡張クリック単価を設定するとコンバージョンをできるだけ多く獲得するように、キーワードの入札価格が自動的に調整されます。

またコンバージョンが見込めないときには入札価格の引き下げも自動的に行われます。

 

名称こそ新しいものですが、実は拡張クリック単価の機能は「コンバージョン数の最大化」でもともと利用することができました。

「コンバージョン数の最大化」を利用するためには自動入札ツールの自動入札設定にてルールの作成が必要でしたが、拡張クリック単価がキャンペーンの設定項目となったおかげでルールの作成は不要となります。

 

拡張クリック単価=コンバージョン数の最大化ということはコンバージョン数の最大化のことをおさらいすることで拡張クリック単価のことを知ることができますので、今一度コンバージョン数の最大化の機能を確認してみましょう。

 

コンバージョン数の最大化とは?

Yahoo!スポンサードサーチのコンバージョン数の最大化の仕組みは以下の通りです。

 

-広告オークションの発生時に、端末・ブラウザー・地域・時間帯などのリアルタイムの情報をもとにしてコンバージョンにつながる可能性を予測します。
コンバージョンにつながる可能性が高い場合は、入札価格を引き上げます(上限値なし)。コンバージョンにつながる可能性が低い場合は、入札価格を引き下げます(下限値なし)。
-自動調整の開始時は広告配信発生機会の50%に対して価格調整を実施し、その後は成果に応じて割合を調整します。
-自動入札を設定した広告グループにサイトリターゲティングのターゲットリストを設定している場合は、ユーザーがターゲットリストに含まれるかを考慮して、入札価格を調整します。

 

自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」 – Yahoo!プロモーション広告 ヘルプ

 入札価格の自動調整は広告主がつけている入札価格をベースとして行われるのですが、Yahoo!スポンサードサーチのコンバージョン数の最大化は、よく読んでみるとGoogle広告の拡張クリック単価と似ていると思いませんか?

 

実は、今までYahoo!スポンサードサーチのコンバージョン数の最大化とGoogle広告の拡張クリック単価が同程度の機能だったのです。

しかし、今回Yahoo!スポンサードサーチのコンバージョン数の最大化が拡張クリック単価に置き換わることによって、名称も内容もGoogle広告と同じようになったおかげで理解しやすくなりましたね。

 

拡張クリック単価のメリットとは?

拡張クリック単価のメリットは、端末・ブラウザー・地域・時間帯といった情報を元にしてコンバージョン見込みを計算した上で自動的に入札価格がつけられるという点でしょう。

入札価格の自動調整は広告のオークションごとに行われますので、人間には到底無理な調整を代理で行ってくれるところは嬉しいですね。

 

また自動入札の介入頻度も最初は50%から始まるので、広告主自ら入札価格をある程度調整したいという場合にもよいでしょう。

 

拡張クリック単価の注意点

便利な拡張クリック単価ですが、メリットだけではなく注意しなければならない点もあるので、それを理解した上で上手に利用しましょう。

 

まず注意しなければならないのは、デバイスの違いによる効果の違いは拡張クリック単価では考慮されないという点です。

スマートフォンなどの効果の良し悪しを前もってわかっている場合は、デバイス別入札調整を設定しておくのがベター。

 

次に注意するべき点は、入札価格が上限値なしで引き上げられるため、場合によっては一日のうちの早い時間帯に広告費を消化してしまう可能性があることです。

拡張クリック単価を導入したばかりのキャンペーンは、しばらくの間は注視し予算の消化ペースに気をつけておきましょう。

 

早い時間帯に広告費を使い切ってしまうようであれば、他のキャンペーンから予算を移動することなども検討してみてください。

 

最後に

拡張クリック単価は実質は以前からあるコンバージョン数の最大化と同じということがわかりましたね。

以前からある機能ですが、キャンペーンの設定項目のひとつになったおかげで設定も容易になったので、これを機に利用してみるのもいいでしょう。

 

リスティング広告における入札業務は重要ですが、広告オークションごとにコンバージョンの見込みを計算して人間が対応することは不可能です。

大量の情報を一度に処理することは機械に任せて、私たち人間は空いたリソースをその他の業務に振り分けるときっとWEBマーケティング全体の効率は上がりますね。

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