楽天をはじめとした各モールでは、商品を購入したユーザーが評価(レビュー)をかけるようにしています。
出店している店舗であれば、担当のECCや楽天内SEOを行っている会社から「レビューは重要です」という話はよく聞くと思います。では、なぜ楽天市場においてレビューを集めることが重要なのでしょうか。改めて考えていきたいと思います。
色々なキーワードで検索していただくとわかるのですが、楽天市場内で検索順位が上位の商品は、ある程度レビュー数が多い傾向があります。
楽天市場内の検索アルゴリズムはコロコロ変わっており、以前と比べると検索アルゴリズムのレビュー数のウェイトは下がっているようです。
しかし、上位表示するために必要な要素であることは何年間も変わっていないので、商品レビュー数を増やすことで、検索上位を狙えるというのは今後も変わらないと思います。
例:「洗濯機」で検索した際の上位
また、2015年2月にある特定のキーワードで検索順位とレビュー数の関連性を調査したデータが下記になります。10番区切りで検索順位を区切り、平均のレビュー数を算出しグラフ化しています。
ユーザーとして買い物をする際に、レビューの内容を見てから買うかどうか決める方は多いのではないでしょうか。
ジャストシステムが2014年12月に行った調査によると、70%以上の方か「レビューが購入の後押しとして影響を与える」と答えています。
ネット通販にて、購入の後押しになる要素とは? – ジャストシステム調査
例えば、家電などの型番商品であれば、店頭で見てどのような商品であるかもう知っているため、レビューを気にしないという場合もあるかと思います。
しかし、ファッションやグルメなど、オリジナルの商品であった場合はどうでしょうか。ショップの謳うメリットだけでなく、第三者の評価を見てみたいのではないでしょうか。
レビューを集めることで、購入するかどうか迷う方の後押しをすることが出来る=転換率のUPにつながるのは間違いないでしょう。
ネットショップの重複コンテンツ問題については、別の記事で詳しく書きたいと考えています。
簡単に説明すると、例えば、楽天とYahooショッピングに出店している場合、恐らく商品ラインナップは2店舗でほぼ同じになると思います。
その場合、楽天の商品AとYahooショッピングの商品AをGoogleは「内容が同じだから、同じページ」として認識し、片方の商品しか検索エンジンで引っかからないようにする、というものです。
(実際にはここまで単純ではないですが)
この問題を回避するためには、各モールで「オリジナルのコンテンツ」を用意することが必要です。
そのオリジナルコンテンツの最たる例がお客様からのレビューなのです。
同じ商品であっても、レビューの内容が全く同じになる、ということは考えにくいので、レビューを集めることでGoogleやYahoo!などの検索エンジンで引っかかるページ数が増え、アクセス数が集めやすくなります。
つい先日ニュースになっていましたが、くれぐれもレビューのサクラ会社などに依頼したり、自演したりしてはなりません。
よくある手法としては、「レビューを書いたら送料無料」や「おまけプレゼント」等の企画を実施することです。
企画としては色々と考えられるので(中には野球観戦チケットプレゼントというものもありました)、色々と実施してみてどの規格の反応がいいのか、テストをしてみるのが良いと思います。
また、下記ページのように、レビューの書き方の解説ページを準備しておくのも親切ですね。
http://item.rakuten.co.jp/rcmdin/c/0000000295/
様々な観点から見て、楽天でレビューを集めることは非常に重要であるといえます。
まずはどのような企画が可能か、案出しから始めてみましょう。