GDNやYDNなど、バナーの入稿が可能なメニューを実施する際に、ABテストを実施するという広告主様は多いかと思います。
インターネット上の様々なサイトで、ABテストは必須であると謳っています。
しかし、どのようなテストの仕方がいいのか、悩まれるというご相談も頻繁に受けます。
広告用バナーに限らず、ここ数年はサイト内のCTAであったり、検索ボックスなど、様々な要素をABテストで試すべきだ、という論調が強くなっています。
OptimizelyやplanBCDなど、専用のツールなども提供されています。
何故ABテストをする必要があるのかといえば、一言で言えば「費用対効果を上げるため」※サイト内の場合はCVRを上げるため、です。
どのような訴求がユーザーに響くのかは、実際にやってみなければわかりません。
テストを行うことで感覚ではなく実数値で比較でき、ディスプレイ広告全体の効果改善をすることが出来ます。
①均等配信をする
インプレッション数を出来るだけ均等にすることで、より正確な比較が出来ます。
インプレッション数が100のものと10,000のものでは、比較になりませんよね。
②バナーのサイズを合わせる
バナーはサイズによって表示位置やインプレッション数、クリック率が異なります。
出来るだけサイズは同じ種類をそろえてテストを行いましょう。
③1度に何パターンでテストを行えるか考える
例えば、3パターンのデザインでテストをしても、それぞれのクリック数が月間10くらいでは比較ができません。
どれくらいのクリック・CVがそれぞれ見込めるか、テストをするのに必要十分な母数か、を見極める必要があります。
テストを行う際には、どの項目を比較したいのか、を定めてからテストを行うと、より効率的な広告バナーのABテストが可能です。
項目としては、例えば、
等になるかと思います。
期間・比較したいポイントなどを開始前にロードマップとして考えておき、繰り返しテストを行うことで
「勝ちパターン」を見つけていきましょう。
中には、ABテストを行いたいけど、そんなにたくさんバナーを作る費用が捻出できない、という企業様もいらっしゃると思います。
その場合は、最低限のサイズだけを作りテストを行い、勝ちパターンが見えてきたらその訴求・デザインで他のサイズを追加で作ることで、費用を抑えることが出来ます。
300×250、728×90くらいは最低でも用意しておきたいところですね。