楽天市場は、サイト内のあらゆるページに広告枠を用意しています。
TOPページ・カテゴリページ・ランキングや検索結果画面など、広告のないページは無いといっても差支えないでしょう。
様々な広告枠がある中でも、検索結果画面に広告を掲載できるサーチワード広告・CPC広告は最も実施ハードルが低く、使用されています。今回はそちらの違いと使い分け方について解説します。
■キーワード「エアコン」の検索結果
※広告文が1行なのはCPC広告、2行なのはサーチワード広告
キーワード検索結果、ジャンルページに2週間単位で広告を掲載出来ます。
キーワードは楽天が用意しているものの中から選べます。そのため、検索数が少ないキーワードだと用意されていない場合があります。
メリットとしては、
・指定キーワードで100%広告が表示されること
・リンク先にカテゴリページを設定可能
・クリック回数にかかわらず金額は固定
というところが挙げられます。
キーワード検索結果、ジャンルページにクリック課金で広告を掲載出来ます。
クリック単価は、楽天が自動でキーワードを選ぶ「自動キーワード」で1クリック50円から、手動でキーワードを指定する場合は100円からとなります。
メリットとしては、
・クリック課金
・設定や広告原稿の自由度が高い
ということが挙げられます。
サーチワード広告 | サーチワード広告 | |
---|---|---|
掲載場所 | キーワード検索結果、ジャンルページ | キーワード検索結果、ジャンルページ |
課金方法 | 期間(2週間単位) | クリック(設定した予算が尽きるまで) |
入稿 | 必須 | 任意 |
リンク先 | カテゴリページ・商品ページ・TOPページ等 | 商品ページ |
効果測定 | 不可(R-datatoolのキーワードレポートからある程度推測は可能) | 可能(クリック数) |
掲載場所はほぼ同じですので、どちらにするか迷われる店舗様は多いと思います。
使い分け方の基準は大きく分けると下記の3パターンが多いと思います。
①サーチワード広告を実施し、費用対効果次第でCPC広告に切り替える
前述のとおり、サーチワード広告のクリック数やCPCは厳密なところは楽天内部でしか把握できません。
ですが、キーワード別流入数からクリック数を概算することは出来ますので、そちらからCPCを算出し50円を超えるようであればCPC広告に切り替えることで、費用対効果を最大化することが出来るかと思います。
②リンク先ややりたいことによって使い分ける
カテゴリページに飛ばしたい、特定のキーワードで100%掲載したい、ということであればサーチワード広告にする必要があります。目的によって使い分ける必要はあると思います。
③楽天スーパーセールなどの期間はサーチワード広告
通常時はCPC広告、スーパーセールを含む期間は検索数が上がるのでサーチワード広告が割安になるためそちらを使う、というのもおすすめです。
特に①の費用対効果での使い分けは是非実施しましょう。
もちろん、単純にCPC広告が良い・サーチワード広告が良い、ということではなく、例えば同じサーチワード広告でも画像や広告文を変えることでクリック数をアップさせることは可能です。
この点はYahoo!やGoogleのリスティング広告では当たり前の手法ですが、楽天内ではあまりまだ重要視されていないよう感じます。
「効果の良いクリエイティブ×効果の良い手法」を見つけるテストを行うことで費用対効果は最大化出来ます。
弊社ではそのような広告活用も含めたECコンサルティングのご相談を承っております。是非お気軽にご相談くださいませ。